ローカルでWordPress【MAMP編・2019年度版】PART2
MAMPが無事インストールされた状態を前提にします。
MAMPのインストールについてはPART1を参考にしてください。
DB(データベース)の設定
ワードプレスはPHPで動作しているプログラムですが、データベースがセットアップされていないと機能しません。すべての投稿のデータがDBに保存されるので、当然といえば当然です。
そこで、DBの設定です。WPでは基本的にはMySQLというDBを使用します。MAMPにはすでにMySQLがセットされています。
では、MySQLの管理画面を見てみましょう。
MAMPのトップ画面から「TOOLS」->「PHPMYADMIN」をクリックします。
この「PHPMYADMIN」というのは、MySQLを管理するための割とポピュラーなアプリケーションです。
そうするとこのような画面が出てきます。
いきなりマニアックな画面が出てきましたね(笑)
でも安心してください。操作そのものは至ってシンプルなので、余計な情報はシャットアウトしちゃってOKです。
画面左上「New」をクリックします。
新しいデータベースを作成する画面に遷移します。
ここで、Wordpressのための専用のデータベースを作成するために、 Create databaseの下の欄に任意のデータベース名を決めて記入します。細かい規約は未確認ですが、半角英数字およびアンダースコアで名前を付けるのが無難です。ここでは「mydb」とします。
そして右の「Create」をクリックします。
ちょっと警告っぽい表示が出てきますが、左に新しい「mydb」というデータベースが出来ているので大丈夫です。
次にこのDBに対するアクセス権を設定するために「Priveledges」というタブをクリックします。
さて、DBにアクセスするためには以下の4つの情報が必要です
- DBホスト名
- DB名
- ユーザー名
- パスワード
この画面はその設定をする場所と考えてもらって構いません。とりあえずデフォルトでは「mamp」「root」という2つのユーザーがリストアップされています。このいずれもシステム管理者のためのユーザーなので、WPがこれを使うのはセキュリティ上好ましくありません(というよりNG)。
そこでWP専用のユーザーを作成します。
「Add user account」をクリックします。
そうすると、またややこしい画面が出てきますが、大丈夫です。
まずは画面の上半分のエリア
- User name: ユーザー名を半角英数で指定します。ここでは「wpuser」
- Host name: ドロップダウンから「localhost」を指定します
- Password: パスワードを任意に記入します。なるべく、右のStrengthのバーが緑になるまで複雑化しましょう
- Re-type: もう一度パスワードを記入します
次に、下の「Global priveledge」の部分
「Data」と「Structure」にチェックを入れると、関連する項目が自動的にチェックされます。
これでOKです。
一番右下の隅に、目立たないですが「Go」というボタンがありますのでクリックします。
こんな風に成功メッセージが表示されればOKです。無事ユーザーが追加されました。
WordPressのインストール
次はWPのインストールです。
ローカル環境を構築した場合、「クイック・インストール」のような便利な手段がないので自前でWPのファイルを入手します。
WordPressの公式サイトに移動し、右上の「WordPressを入手」の青いボタンをクリックします。そうするとこの画面に遷移します。
そして「WordPress x.x.xをダウンロード」の青いボタンをクリックして、ファイルをダウンロードします。
そうすると、こんなファイルがダウンロードされるはずです。
12.8Mなので、意外とコンパクトですね。このファイルを解凍します。
Macの場合はダブルクリック、Windowsの場合は「すべてを展開」になると思います。
解凍をしたら、この「wordpress」というフォルダをPART1で解説しました「htdocs」フォルダへ移動します。
そしてこのURLにアクセスします。
http://localhost:8888/wordpress/
この画面が出てくるはずです。WPは正常に起動しています。
というわけで「さあ、始めましょう」をクリックします。
DBの設定で決めた、
- データベース名:ここでは「mydb」
- ユーザー名:ここでは「wpuser」
- パスワード:自分で決めたもの
- ホスト名:localhostなのでそのまま
こちらを記入して「送信」を押します。
このステップ、少しでも入力情報が違うと冷たく弾かれるので、結構緊張したりします^^;
この画面が出ればOKです。もうすでに大きなハードルは越えているので、あとはWPの基本設定をするのみです。
「インストール実行」をクリックします(実際は既にインストールされていますが・・・)
サイトのタイトル、ユーザー名、パスワード(WPのダッシュボードにアクセスするためのもの)、メールアドレスその他を任意に設定します。もちろん、ユーザー名以外は後で変更できます。
そして「WordPressをインストール」をクリック。
成功しました!
ちょっと嬉しいですよね(( ^ω^ )
もちろん「ログイン」をクリック
この画面が出てきたら、晴れてローカルでWPをいじり倒せる環境が出来ました。
試しに投稿してみましょう。
大丈夫そうですね!
ファイルの編集にFTPが必要ないので、HTML/CSSコーディングもPHPもガンガン捗ると思います。
注意点としては、このままだとメール機能が動作しません。wp_mail()やmail()関数も使えないはずです。動作させるには少々ハードルの高い設定が必要なので、メール通知を使うようなカスタマイズはリモート・サーバーを使った方が良いでしょう。
そして、もしパスワードを忘れてしまった場合は、パスワードリマインドが届かないので詰みます(実は修復方法あり、いずれ解説します)。
それでは、ローカルでのWordPress、存分に楽しんでくださいね!